当クラブは、単なるレースを楽しむマニアのためのクラブではありません。太田哲也が「40歳になったらチャレンジしてみない? 子どもたちの世代からかっこいいおとなだと思われようよ」という呼びかけに、40歳以上の社会人が集まりました。サーキットを走ることは、まったく経験のない人たちにとって、とてもチャレンジングなことです。立ち居振る舞いも“カッコよく”をキーワードに、太田の考えによりサーキットで煙草は禁止、レーシングスーツは「赤」に決めました。
太田にとって、事故から復帰し、再びサーキットで走り始めたとき、講演先の中高生たちから「かっこいい!」という反響があったことは、大きな驚きでした。今の子ども達は「チャレンジする大人」はカッコイイと思うのだ。それならば、今度は「もっとカッコいいおとなを増やそう」と思いついたのです。チャレンジする姿を身近なおとなたちが子どもたちに見せることが、子どもたちに夢を持たせ、ひいては日本の社会を明るくすることを期待しています。
また、ヨーロッパでは、まるでゴルフを楽しむようにサーキットにチャレンジするオヤジたちがたくさんいます。そういう人たちがクルマ文化やスポーツカー文化を支えているのです。日本のモータースポーツに足りない「文化」を私たちの活動によって変えていくこともまた意義のあることだと考えております。
現在、メンバーは約70名。日頃は仕事に精を出し、年に数回、サーキットで自分を輝かせる。それがまた仕事へのモチベーションとなり、自分を前向きにするカンフル剤になっているようです。クラブに入り、いつかサーキットを走るんだという夢をもてただけで、「意識」が前向きに変わったというメンバーもいます。
【TEZZO RACERS CLUBのビジョン】
当クラブは「KEEP CHALLENGING FOR LIFE」という志をもった社会人レースクラブです。メンバーは、モータースポーツ文化の発展、振興のため、そして明るい社会を作るため、イキイキとチャレンジする姿を若い世代に示し、社会に向けて「KEEP
ON RACING」の精神を伝えることに貢献することを使命とします。
子どもたちにイキイキとかっこいい大人の姿をみせ、未来に夢を持たせるプロジェクトです。 |