2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


TEZZO RACERS CLUBレポート

3月15日(日)TEZZOデモラン
場所:富士スピードウェイ本コース

会員No,140 沖敬介
車種 アルファ156
★運営サポート参加



3月15日(日)午前8時、富士スピードウェイ。夢のような一日が始まった。
今まで利用したこともない、スタッフ(関係者)専用のゲートから場内へ、そのままピッド裏のパドックへ...。
走行会に参加するメンバーは、走行準備や走行前のミーティングへ、私は今回サポートとしての参加だったので、出店ブースのテント張から出店準備。
TRCメンバーレポート

さあ、作業開始〜。

午前中、出店ブースにいた時、とても嬉しい事があった。
小学校5年生位の少年が、私に向かって来たかと思うと、恥ずかしそうに『そこの車の事聞きたいんですけど...』と。
それから、空力パーツがどうの、どこをどうカスタマイズしてあるなど、私の拙い説明にもかかわらず、少年は真剣に聞いてくれていました。
その横顔を見ながら、ふと、数十年前の自分の姿とだぶらせていました。そう、スパーカーブーム真っ盛りの頃、カウンタック・フェラリー・マセラティ等に夢中になって、現車は見た事無かったけど、知識だけは豊富で、いつかは乗りたいなんて、夢見てた純真だった自分。ほんの少しの時間でしたが、自分も子供の頃に戻ったようで、楽しかった。

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そして、帰り際に少年がにこにこしながら言った『有難うございました。』の言葉。
こちらこそ『ありがとう。』そう思いながら、本当に嬉しかった。
午後になり、TEZZO RACERS CLUBのメンバーの走行が始まろうとしていた。

緊張が走るピッド内、一人一人に声を掛ける太田さんの姿。
いよいよスタート。私は走行シーンを撮影するため、ピッドを離れコースが見渡せる位置へ移動、何だか皆、緊張しているよう。走り方がちょっとぎこちない感じがした。けれど、走行会からピッドへ戻ってきたメンバーは、爽快感溢れる顔。顔。はやく自分もこの爽快感を味わいたい...。
走行会後の太田さんの話しに感動。(正直ウルっときてました。)
『昨日、怖い夢を見たんだよね。車がクルクル回る。事故後、初めてここで走るんだけど。やっぱり気になるのかな。』と。
男は自分の弱いところを見せない。それを美徳としているところがあるけれど、太田さんは自分の弱さを曝け出していた。
でも、『皆に走ると約束してたから、走ったよ。』と。
自分の弱いところは、弱いところとして認め、そこに留まることなく、チャレンジされていたんですね。本物のカッコ良さを見た気がしました。

その後、一部のメンバーと居酒屋へ行き打ち上げ。
いつも、メンバーの方々とワイワイ騒いでいると、家族のようで、なんだか不思議。年齢・仕事・出身地等、皆、それぞれ違うのに、それでも何時もまとまっている感覚。あったかい感覚。(皆でつっついた鍋みたい。)
話す内容は、TEZZOカップやりたいとか、アルファチャレンジで表彰台独占したいとか、夢の話ばかりで子供のよう。

でも、夢は見るものでなく、叶えるためにあるのだから、一つ一つ皆で叶えられたらいいな。心からそう思った。
帰りの東名高速道路、太田さんが乗るF360モデナのテールランプを追いながら、いつの日かこの人に追いつきたい、追い越したいと思った。

それは、サーキットでの速さでは無く、人としての大きさだ...。








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