2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


TEZZO RACERS CLUBレポート

11月30日(日)アルファロメオチャレンジ東北シリーズ第3戦 in 菅生

会員No,113 中村弥太郎
車種 アルファ156
参加内容 走行会&アルファロメオチャレンジAR150-6




SUGO・・・その昔、角川映画の舞台となったサ−キットだ。ホ−ムストレ−トの頂上にマシンが現れる姿が最高にカッコよかった!
ところでこのコースのコ−ナ−にはいろいろな名前がついている。なじみのハイランドではカ−ブの表記は数字だけだ。聞いた事はある馬の背コ−ナ−だけど、どんなカ−ブだ?馬の背中の様に丸まっているのかな?レインボ−コ−ナ−ってどういう事?初めて走るコ−スに心が躍る。



11月の仙台は寒い。天気予報では晴れだったが、朝は霧雨が降っていた。
最初の走行、プラクティスでは滑る、滑る。馬の背のブレ−キングでは簡単にABSが作動した。停まりきれない感覚にチョッと驚く。ハンドルを切り込むと今度はリアが出た。反射的に逆ハンドルを切る。はは〜ん油断するとコ−ス外に振り落とされてしまう、だから馬の背中だな。ちなみにレインボ−は7つ位ラインがありそうな、悩ましいコ−ナ−だから・・・かな?
とにかくこの日はコンデションが難しく、コ−スアウトする車両が多かった。自分も予選時に3コ−ナ−でタコ踊り!ダ−トに飛び出す。一般道なら間違いなく、対向車かガ−ドレ−ルに激突で大枚が吹っ飛ぶ、もしくは病院行きといったところか。しかしサ−キットでは車の限界まで攻められた事を嬉しく思う。ラッキ−!
初めてのコ−スに不安は無いのか?・・・事前の情報だとSUGOはスピ−ドレンジが高く、コ−スアウトした時のリスクが大きいと聞いた。でも不安よりもワクワク感の方が大きいのだ。コ−ス図を見て概要は把握しているし、何よりも師匠から攻略法を伝授してもらえる。しかし走り始めは頭で描いたコ−スのイメ−ジと現実の走りにはズレがある。時々、今どのコ−ナ−を走っているのか分らなくなる。第一印象は狭く、短い気がした。SUGOというビックネ−ムの先入観がそう思わせたのだろう。でも右に曲がっているのにハンドルを左に切る事は無い(笑)頭の中のコ−ス図は直ぐに完成する。案ずるより産むが易しだ。そして走り込む度にタイムアップしていく。イメ−ジ通りに上手く走れた手応えとタイム表示がリンクする。“ドライビングハイ”この時自分は仕事に追われるサラリ−マン、父親、夫の何者でもなく、唯の車好きの少年。自分の真ん中にいる。心地よく、懐かしい感じすらある。
肝心な決勝はと言うと、後半結構な台数に抜かれはしたが、安全に走り車を壊さない事と、相手を尊重するスポ−ツマンシップの走りを遂行出来たと思っている。なんて大人な発言をしつつも何時かはライバル達をギャフンと言わせたい気持ちはある。俺は男だ!

何故走るのか?と聞かれると明確には答えられない。ただ好きだからとしか言えない。速く走りたいとか、上手くなりたいとか、勝ちたいといった男の本能だと思う。
外から見ていた時は、「道楽」「自己満足」と思っていたが、クラブの皆を見ていると「夢」「情熱」「純粋」という言葉が浮かぶ。そういう私もレ−スの結果はともかく、自分以上に、この日を楽しんでいる人はいるのだろうかと本気で思うほど毎回エンジョイしている。
レ−スはプロを目指す人とか、お金持ちとかの特別な人たちがやる事であって、自分のような人間には無縁だと思っていた。サ−キット走行に憧れはあっても、入り口が見えなかった。そんな時、TEZZO RACERS CLUBがあった。応援に行くつもりが、「走ってみませんか?」の一言で始まった。レ−スをする事で得られた喜び、希望、失意、今の自分の全てをチャレンジする事ができ、少し大袈裟に聞こえるかもしれないが、背筋をしゃんと伸ばして悔いが残らないように生きようとさえ思った。世間でオヤジと言われている歳からでも始められるし、異業種のクラブ仲間と接する事で、色々な刺激をもらった。そしてなによりもこの趣味はびりびりするほどに『面白い!』
車社会で暮らすにあたってサ−キット走行は非常に有意義だった。それは単にレ−シングテクニックを習得するという事だけではなく、一般道で無闇に飛ばしたり、無理な追い抜きをしてみたり、他のドライバ−の運転に苛立ったりしないといった意識の向上がある。そもそもスピ−ドの欲求はサ−キットで嫌と言うほど満たされるのだ。公道で危険な場面に遭遇しても、極限状態のコントロ−ルを経験しているので最悪な状況にならないように対応出来るのでは無いかとも思っている。

 

〈愛機紹介〉
アルファ156 2.0ツインスパ−クセレスピ−ド ロッソコルセ(長!)
チュ−ニング箇所

  1. ブレ−キパット&ロ−タ−
  2. タカタ4点式シ−トベルト
  3. TEZZOレイアウトサスキット
  4. ポテンザRE-01R
  5. TEZZO DUAL−MODEマフラ−
  6. ブレ−キ冷却用ダクト取り付け

以上、レ−ス参戦毎にチュ−ニングを少しずつ進めた。すべてクラブサポ−トによる。









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