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今回のTezzo参加者はたったの4人。広報隠岐さんからは、太田さんや稲垣メカにいろいろ聞けるチャンスですよ！って励まされてみたものの、ん〜、まだ、何聞いていいやらわからない・・・。
今回の走行会は、20分×3本。
スタート前に会議室で筑波2000の攻め方の秘伝を太田師匠に習います。ふ〜ん、なるほど。勘違いのラインを走っている車は多そうだな。若い時、太田師匠は筑波サーキットで練習していたそうで、筑波はことの外詳しい様子です。
1本目は、太田師匠のカルガモ走行。同じ枠に30台の参加でしたが、太田さんがトップを切ってスタート。Tezzo
Racers Clubのメンバーがそれに続き、その後に残りの車が全てカルガモやってたんじゃないかと思われるぐらい誰も抜いてきません。
先月の走行会は、車の故障でアッと言う間に終わってしまいましたので、今回、前回の分も含めて思いっきり練習するつもりでした。
そして、今回は、先月の走行会で試してみようと思っていて車の故障で試しそびれてしまった右足ブレーキングをサーキットで試してみます。
今まで、ポールフレールの本を読んで以来、左足ブレーキングを練習していましたが、それが、右足左足を交互に操作したり、時には同時に踏み込んだりしてバタバタしたペダル操作を生んでしまっているのではないかと気づき、基本に立ち返って右足ブレーキングです。
さて、右足ブレーキングの効果はいかに？
おお！！車が、思ったとおりに動く！行こうと思った方向にスイスイ動いてくれる。これはいいや！とても楽しく運転できました。
1本目は、アッと言う間に終わってしまい、休憩時間。ほとんど休む間もなく太田さんの同乗走行です。
太田さんの運転にまたまた驚き、勉強することが多かったのですが、ピットロードに入る時、太田さんが、「車いいね〜。アンダー全然でないよね。」
別に、僕が整備したわけではなく、稲垣メカにお願いしていただけですが、うれしくなっちゃいました。そう、さっき、僕も、そう思ったから。アンダー出ないなって。
ほんの少し休憩した後は、２本目の走行会です。１本目の走行会後、太田さんから一言アドバイス。｢うまくなったけど、まだちょっと粗いかな。もっと、コース幅いっぱいに使って、縁石ギリギリまで行ってごらん。まだ空いてる。」
う〜ん、確かに。車が思うように行ってくれるからうれしくなって、運転が粗かったかも。よしよし、次は、縁石攻めるぞ。
２本目の走行会の途中、Tezzoの仲間が１台コースアウト。柔らかい砂地にタイヤの下半分まで埋まってます。まあ、あの様子なら、壁にクラッシュしたわけでもないだろう、と安心しながら回ります。
でも、１本目では感じなかったアンダーステアが少し出ます。なんで〜？？？
でも、太田さんに教えてもらったラインをできる限り、トレースします。すると、スイスイスイ。抜ける、抜ける。どんどん他の車を抜いて行きます。って言ったって、相手は日産マーチです。ははは・・・・。
２本目が終わりました。先ほどのコースアウトしたメンバーが、WRCラリーに参加したかのような汚れ方で戻って来て、稲垣メカが泥落としの整備を急ぎます。
タイムは・・・・・お？１年前より3秒縮めて１分１５秒３０３。こりゃ〜うれしいや。
2回目の走行会が終わり、太田さんが他のメンバーの車で同乗走行しているのを見ていると、あっと言う間に3回目の走行会の開始です。
2回目の走行会で3秒も縮めてしまった僕は、もう有頂天。あほですね〜。
何周目だったろうか。バックストレートに入ったとたんに見えた、スピンしてコースアウトしたBMW。
そして、最終コーナーで見えた、コースアウトしたTezzoの仲間の車。またまた、タイヤの下半分を土に埋めて静止している。
そんな風景を見てしまったから、少し、我に返った気がした。抜くことではなく、太田さんにならったラインをトレースすること、コーナーに入っても、我慢我慢で右足をブレーキに置いておくこと。アクセルに踏み替えるのを我慢すること。
慎重に、慎重に、回っていった。
無事、終了。タイムは？ベストラップは最終周。やっぱりね。有頂天では速く走れない。しかも、１分15秒778。2回目走行会に比べると、コンマ5秒近く遅くなってる。調子に乗った天罰です。
午前中で全てのプログラムが終了。稲垣メカのファクトリーにみんなで戻ります。
メカニックが、車を整備している間、太田さんと近くのレストランへ。途中、畑のビニールハウスのようなものが並んでいる土地の前を歩いている時、太田さんが、「あの、ビニールハウスみたいなのあるでしょ。あれ、みんな、車が入ってるんだよね。フォーミュラーカーは、ビニールハウスじゃなくて、この銀色の箱みないなのに入ってるの。僕の車はここに入ってた。右京の車はこの辺だったかな〜。」
太田さんが筑波サーキットで練習していた時、元F１ドライバー、片山右京さんもまだレース始めたばかりの頃で筑波サーキットで練習していたそうです。
そんな片山右京さんとおそらくお友達なんでしょう。「右京」って呼び捨てにできる太田さんって、やっぱりすごいな〜って思った日でありました。
おしまい。
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