2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


TEZZO RACERS CLUBレポート

10月19日(日)TEZZOドライビングレッスン&走行会
場所:筑波サーキット本コース

会員No.120 布井秀雄
 
車種 アルファGTV




10月19日、筑波のコース2000においてTEZZOドライビングレッスンが行われた。
前回は8月のアルチャレだったので2ヶ月半振りのサーキットだ。
今日の一番の目的は来月の菅生でのアルチャレ第3戦に出るために勘を取り戻しておくことだ。

ひと通りの準備を済ませ、走行前にまず座学として基本の操作や、コースの攻略法をポイント毎の解説があった。
このとき、今までにない注意があった。
「とにかくコースに留まる事を心がけよ。コース外に出てしまったら何があるか分からない。」
というものだった、私はこれを80Rコーナーのことと解釈した。
縁石を越えると滑りやすく、壁も近いのでコントロールを失うと非常に危険な場所で、何度かドキッとした経験がある。
しかし、危険はそういうことだけではなかった。

続いて一本目の走行を行う。まずは落ち着いてスピード感を取り戻すことを第一に考え、先程の座学の内容を実際のコース上で再現を試みる。
以前の感覚よりコーナーでの滑る量が少ない気がする、タイヤと足回りを変えたせいだろうか。

休憩もそこそこに他グループの走行枠を使わせてもらっての同乗走行を行う、自分の車を太田さんが運転し、その助手席に自分が座る。
TEZZOならではの貴重な体験である。
自分のラインとの違いを主に見たが、自分では十分に内側に寄っていると思っていたコースの更に内側を通っている。
相変わらずコーナーに入ってから出るまでの時間が短い。何時の間にかコースが小さくなったように感じる。
走行後に太田さんから「ロールが早い」との指摘があり、セッティングを変えることになった。
そして変化を報告するように、と言われて、2本目の走行に向かった。

2本目の走行が始まった。ピットロードからコースインしてグリップを確かめながらひと周りしてメインストレートを通過、ここからタイムを狙って行こうと気合を入れて、第一コーナーに飛び込んだら‥、
「止、止まらない!」ブレーキを踏むが、コースを横断するように中央を越え、更に外に向かって行く。
しょうがない、とにかく舵が効く所までまっすぐに減速してゆっくり回ろう、と考えた。少々コースを外れても戻れば良いだけだから。そして充分に減速した事を確認して、ぐるっと回れば、アタック再開。
できる、はず、だった。
しかし、縁石を越えて進むと、ザザザッ、ザッ、ザッ、車体が急に重くなり、動けなくなってしまった。
筑波のエスケープゾーンの砂利は柔らかく、勢い良く突っ込んでも壁にぶつかることがないよう配慮された、とても親切なコースだったのだ。
「コースに留まる事を心がけよ。」さっき聞いた言葉が再び聞こえた。

仕方なく車を降り、コース外側に避難した。「あーあ、まともに走る前に終わっちゃった」
目の前をTRCメンバーが通り過ぎて行く。太田さんが通り際にこっちを見て行った。
旧ゴルフは後輪の内側が持ち上がって3本足になってる。あの車は太田さんが間違いと言っていたラインを通ってる。
落胆していたのだが、自分の位置は第一コーナーのほぼ中央。進入から旋回して立ち上がり、S字コーナーを抜けてヘアピンの入り口まで見える。
通常なら観客が入ることの出来ない、貴重なポジションに居る事に気付いた。走行時間の大半をここから動けないわけだから、逆に利用するしかない。
そう思い直して太田さんを待つ。どの辺から進入するのか?立ち上がりは?S字は? そして他車は? 思いの外、収穫があった。
観察していたら急にコースが静かになり、レッカー車がやって来た。
係員に呼ばれて指示の元、やっと自由の身になれた。そそくさと待機場に戻り、処理をお願いする。
下回りを点検し、詰まった砂利をエアで落とす。どこに詰まってたのか、小山が出来るくらい砂利が出てきた。稲垣さん、川井さん、ありがとうございます。お陰で私達は安心して運転に集中することが出来ます。
こういう対応が出来るのはやはりチームならではのメリットだ。

勝負の3本目。慎重に車の調子を確かめながら、徐々にペースを上げて行く。タイヤが温まった頃にピットに戻って、エアとボルトの確認をしてもらい、アタック(やっと)開始!
とにかく自分の走りに集中して周回を重ねた。
気が付くと最終コーナーの奥にコースアウトした車両があった、TRCメンバーの1人だ。
若干、心にブレーキが掛かる。2度もコースアウトするわけには行かない。自制心と闘争心に揺れ動いて本日のスケジュールが終了となった。

ベストラップは前回を1秒強上回っていた。記録が更新されるのは素直に嬉しい。
しかし大きな課題も見つかった。最高速度が4km/h程遅くなっている。
つまり、車のパーツ交換により、コーナーでの旋回速度が上がり、ラップタイムは縮まったが、技術が伴わずに立ち上がりでロスしているものと分析した。
特に第二ヘアピンがうまく曲がれない、左前タイヤの激しい痛み方とも符号する。

反省ばかりが残るが、悪いところが分かると言うことは僅かではあっても進歩しているのだと思っている。
「みんな、早くなったなあ」太田さんの言葉が単純に嬉しかった。

心は既に11月の菅生に飛んでいる。プライベートで目標が出来ると生活感が変わる、KEEP ON CHALLENGE 挑戦する気持ちを持ち続けよう。

太田さん、スタッフ、メカのみなさん、またお世話になります。よろしくお願いします。









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