2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


7月12日走行会レポート

会員No.124 吉田 進

車種 アルファ147



車が変わった

私にとって、今回は2回目の走行会です。
1回目は1年と3ヶ月前の仙台。
生意気にも、私はTVRグリフィスで参加しました。雨が降っていました。カルガモ走行2周目でスピンし、そこから記憶があいまいになっています。
それほど、びびりまくった走行会でした。
大排気量の車を思いっきり踏むということが、いかに自分にとって無謀なことなのかも身に沁みて分かりました。
そこから、私の悩みが始まりました。
TVRに乗り続けるべきか、アルファに変えるか?
TVRのエンジン、大好きです。低速でも恐るべきトルクで車を前に前に進めていきます。FRPで出来たボディーのあの匂い。それも好きです。でも、実際は思いっきり走れないもどかしさ。
その後1年間、パワーリフティングの海外遠征とTEZZOの走行会が重なったりして、走行会や座学に参加できないまま時間が過ぎていきました。
その間、私の気持ちは徐々にひとつの方向に向き始めました。
アルファに乗ろう。
そう決心すると早かったです。白の147左ハンドル。マニュアル。
6月に私の手元に来ました。はっきり言って第一印象はあんまり感激しませんでした。普通の車じゃないか?妙に全体がやわいぞ。エンジン音なんか聞こえないぞ。
しかし走っているうちに徐々にアルファの奇妙な魅力に取り付かれていきました。やわらかいのに粘る。エンジンは非力なのに、引っ張ると気持ちいい。
そして7月12日、私と白の147は、いきなりサーキットに降り立ちました。

やっぱりどきどき

車が違うだけで、私は始めてのように緊張していました。
おまけにグローブを忘れていました。あわてて、現地で買いましたが、きつくて、汗だらけの手に入りません。シートベルトは試しにつけた4点式です。太った私がヘルメットを装着すると、もう、何がどこにあるのか、まったく見えません。一旦座ると、シートベルトがどこにあるのか?バックルのどこに突っ込めば良いのか?更にヘルメットのベルトを手袋をした手では締められない!
車から降りたり、ヘルメットを脱いだり、もうそれだけで、顔から汗が滴ります。
いい加減、ばてたところで、スタート位置に。
チェックのお兄さんから、ヘルメットが締められていないことを指摘されます。「分かってるワイ。締めるのが不可能なんじゃい!」と思わず言いそうになりましたが、お兄さんに丁重にお願いして、締めてもらいます。きっと、彼も初体験でしょう、オヤジのヘルメットを締めるのは。お兄さんの顔が妙に私の顔に近いです。

いよいよカルガモ開始。「はじめはゆっくり走るから付いてきてください」と太田さんが確か言いました。でも早いです。「こらあ、反則だぞお!」と叫びたいのを我慢して必死に走ります。後ろの車が迫っているのが分かります。
あせりながらも何とか1周。
2周をこなしたところでトップと、ものすごく離れてしまっていることに気がつきました。
でも、良かった、今日はスピンがなかった。
アルファ、結構粘るぞ。TVRのあのスポンと抜けるような尻の軽さはまったくありません。逆にコーナーを出て行くときに、曲がりにくさを感じます。

ちょっと冷静に

その後、座学、フリー走行と続いていきます。
私は、暑さによれよれになりながら、徐々に緊張感から開放されていくのを感じます。そして、ちょっとは冷静に走りを見ることが出来る自分にも気がつき始めました。
第一コーナーでこわごわだったのに、徐々にアクセルを踏めるようになりました。続くヘヤピンでは急ブレーキを掛けるものの、掛けすぎでスピードが落ちすぎなことを発見。でも、何度アタックしても、ここからは気持ちよくは抜けられず。
そしてさらに、ヘヤピンに続くカーブが良く分からない。
脱出するとき、大アンダーでコースからはみ出しそうになりながら、あるいはステアリングをこじって、ヨレットしながら立ち上がりーーー。
へたくそながら、ちょっとはだめなところが分かってきたような感じ。
後でタイムを見るとただ一人50秒を切れず。戦うことの好きな私としては、悔しいことおびただしいが、50歳代後半でデビューして第1回目のように、だんとつに遅かったわけではないと、勝手に自分を慰めました。
こうして、私のサーキット走行2回目は終わりました。自分の中では、第1回目は車も違ったし、スピンばかりで前に進んでいなかったので、今回が本格デビュー。ドライバーが他の人より40kgは重いということが結構ハンディになっているかもしれない147。サーキットを走って、ますます好きになりました。
147のアクセルを床まで踏んだのも初めてだし、タイヤが泣くほどのブレーキも始めて。TVRのようにすぐにオーバーヒート気味になることもなく、安心して入門できる車だと実感しました。
太田さんのお勧めは、ばっちり当たっていました。
アルファ最高オオオオッ!!!

会員番号124吉田進


 








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