2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


TEZZO RACERS CLUBレポート

2008年4月20日アルファロメオチャレンジ2008東北第1戦

会員No.113 中村弥太郎
 
車種 アルファ156TS





 待ちに待った東北シリーズが開幕した。朝サ−キットに到着するとクラブメンバ−との久しぶりの再会。新学期が始まったような嬉しさがある。ほんの少し前までは異次元と思われた世界が、日常になって来た事が不思議であり幸せとも思った。普段は車の事を熱く語らないが、今日は仲間うちで思い切り車馬鹿になる。「低いね〜! 」「渋いだろ」「良い音だぁ〜」「どこのパ−ツ?」「速くなった?」

 TEZZOパ−ツで車が自分の理想のものとなり、いったいこの仕様でどの位のタイムが出せるのかと期待を胸にやって来た。去年レ−スはハイランドで3回、統一戦で富士を走行した。統一戦後は浮かれ気味だった。上手く走れた気持ちもあったし、達成感もあったのだ。もしかして俺って結構イケてるんじゃないの?そう思っていたのだが・・・

 午前中、自分の車を太田さんが運転しての同乗走行。・・・やっぱり違う。当たり前だけど。長年レ−スの世界で生きてきた人と、まだ数回レ−スを経験した自分とを比べるのも無理があるのだが、やはりそのテクニックの差は歴然だった。タイムの問題では無いのだ。何が違うと言うと、走りの質とでも言おうか。具体的に言うとあれほど強く荷重を掛ける事が出来ないのだ。スパッとステアリングを切る。それが出来ない。自分のステアリングワ−クは明らかに迷いがあると思う。コ−ナ−に恐る恐る進入し、アンダ−を感じたらアクセルを戻しタックイン、再びアクセルオンを繰り返しているように思える。思えると言うのは実は確信が無いからだ。実際の運転中は無我夢中で分析している暇が無い。久々の走行が嬉しくて、多く周回したい気持ちが先走る。2,3周してピットに入り考える。それが不足している。早くタイムを出して安心したいから?人より速く走りたいから?速くなったと思えたのは、車のせい?自信と思えた物は自惚れ?俺は荒野に向かって叫びたい気持ちになった。「ジシ−ン!カムバ−ック!!」

 レ−サ−ズクラブのマニュアルブックをぺらぺらとめくると最初に走った時のレポ−トに目が止まった。"目標は人より速く走る事ではなく、昨日の自分より上手くなる事""亀のようにゆっくりとステップアップして行こうと思う"とあった。そうだよな。そうでなければ。焦る事など無いのだ。サ−キットは逃げては行かない。初心忘るべからず。そう考えさせられた1日となった。今年で三年目。ここらで考えをリセットしてドライビングを分析する事に重点をおこう。もっと深く考えクレバ−なドライバ−になろう。目指せ究極のコ−ナ−リングぅ〜!更なる高みへ!

 








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