2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


TEZZO RACERS CLUBレポート

Volkswagen Golf GTI Cup Japan 2007
(ツインリンクもてぎ)

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Golf GTI Cup 2007 第3戦

日時:7月21日
会場:ツインリンクもてぎ(栃木県)
天候:雨
コース状況:ウェット
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by TRC Npo.125 野澤 健児



 今回のGolf GTI Cupは、全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ(JLMC)第3戦の開催と合わせ開催されました。其の為か今回のGolf GTI Cupには、ゲストドライバーとしてプロドライバーの飯田 章選手(JLMC参加)とドイツ本国で開催中のPOLO Cup ポイントリーダーのコンスタンティン ドレスラー選手が参加され、そこにキープオンレーシングより、伊藤真一選手が参加されると言うことで、久々に豪華なエキスパートドライバーの参加もあり、楽しみにして参加したレースでした。

2007.07.20 Free practice(前日練習走行)

 午後からの練習走行開始と言う事もあり、お昼前にサーキットへ到着KORのメカニックの方は早くからテント設営・マシンの準備にと動かれていました。太田監督はまだこられてなかったので心の中でセーフと呟く、、、メカニックの方に遅くなってすみませんと挨拶もそこそこに、なんと今回同チームで参加される伊藤選手が早々と来られていて、あわててご挨拶をさせて頂くと、爽やかな笑顔で此方こそ宜しくと言われ、ご本人を前に緊張"



その後、太田監督も会場入りされ伊藤選手と事故以来の再会との事、お二人のスター選手を前に自分がこの場に居る事が不思議な感覚でした。練習走行が始まり、伊藤選手の後よりコースインしたものの、前車をバンバン加速してパスしていく伊藤選手に着いて行くことは出来ず、お手上げ状態で一回目の練習走行終了。カップ仲間の近況でラップタイムが2分25・26秒台との事で、2秒近い差を付けられて凹み気味。二回目の練習走行でブレーキポイントなど再度チェックしアタックするが、タイム的には厳しい状況変わらず。



2007.07.21 Qualifying(予選)

 朝起きると、雨が降っている事にレース参戦以来初のレインレースに成るのか不安を抱えながら、もてぎサーキットへ到着。メカニックの二人は公式車両検査を受けて準備万全、
もてぎサーキットをレイン走行自体始めての経験で、不安がいっぱいの自分に太田監督からのアドバイスがあり、Newタイヤで雨なので温度が上がるのに2〜3周はかかるから、その後安定したら1・2本タイムとったら、ピットに戻るよう指示をもらい伊藤選手に続きコースイン。雨で前が見えない上、フロントガラスは曇ってしまいエアコン入れて曇りを取りながらの、走行であたふたしながらの走行でしたが、伊藤選手が先にマシンチェックでピットインされ、前車がいなくなって目標が無くそのまま走行を続けていると、100mほど先にエキスパートの浜崎選手を見つけ、着いて行きながら予選アタック開始、雨の中で思った以上にグリップして車が安定している事と、浜崎選手との距離が離れていないので着いて行けてると思いながら車載のラップカウンターを見ると36秒フラットをマーク、この後雨が強くなってきたので一度ピットへもどり、太田監督より良いタイム出てるよと、激励を受け再度コースインしたものの雨が強くなりコーナー立上りでは、フロントタイヤが空転した状態で、トラクションはかからずタイムは望めない状況でした。

 予選終了と共に、チームの皆さんとランチタイムに成り、食事を済ませると直にドライバーズブリーフィングと今回のレーススケジュールは午後からのタイムリーなスケジュール、予選順位も判らず、ブリーフィング会場へ行く途中に初ポールおめでとうの声に状況つかめず、場内放送の予選結果を見ると、一番上に名前があり嬉しい反面、雨でPPはまずいと心の中で小パニック状態で、ブリーフィング会場で参加者の皆さんから祝福を受けローリングスタートの説明を受けましたが、かるい放心状態。ピットへ戻り太田監督へ報告、上手くタイムアタックがはまったねと労いの言葉を頂き、決勝もエキスパートドライバーに退かずに自分のペースで走るよう、アドバイスされましたが、、、



2007.07.21 Race(決勝)

 決勝、コースインしてスターティング・グリッドへ並び、ペースカーの直後ろに並んでいる自分に、今日はこれで満足です、神様このまま無事にクラス優勝だけさせて下さいと、思いながらも太田監督からの絶対エキスパート相手でも退くなよの言葉に、チャレンジこそキープオンレーシングの精神を思い出し、気合を入れなおしペースカー先導でローリングスタートが始まり、バックストレートに差掛った頃にフロントガラスが曇りだし、一度スタート前に曇りを取ろうとエアコンONそのままメインスタンドに戻ってきて、ペースカーがピットロードに消え、隊列を整えながらと時速80kmに調整し、レッドシグナルが、グリーンに変わるのを待ち変わった瞬間に加速し始めレーススタートとなり、1コーナーまでは何とか首位をキープしようとしましたが、何故か1コーナー進入時には、セカンドグリッドの浜崎選手に並ばれブレーキを遅らせた為、大きくアウト側に膨らみ空いたイン側に、エキスパートドライバーの隙の無い走りで一気に4台前に行かれ、走行ラインに戻った時は、真後ろに同クラス・ポイントリーダーの白石選手が迫っていました。とにかく前に着いて行きたいと思っているのですが、立上りの加速が悪い!ここでエアコンが入っている事に気づき、エアコンOFF、しかし何故か予選のようにマシンが安定しない、後ろからのプレーシャーなのか、タイヤが暖まっていないのか、先頭集団から引離され後ろからは迫られ厳しいレース展開と成りましたが、3週目に入った頃にはペースも上がってきて、結果的には後続を10秒近く引離すことができ、先頭集団にいた飯田選手がマシンにトラブルを抱えペースが上がらなかったので、何とか追いつく事が出来ました。結果は、総合5位、クラブマンクラス初優勝と成りましたが、雨の中のレースで、伊藤選手の出したベストタイムは、2分33秒台と参加選手でファステストをマークし驚異的で、プロドライバーの路面状況に対応する速さを思い知らされました。予選で雨の気まぐれが無ければ、絶対優勝でしたね! 次戦の富士も伊藤選手が走られるそうなので、今から楽しみです。

 今回のレースでは本当に良い経験を沢山させて頂きました、昨年はこのGolf GTI Cupに全戦に一人で参加し、ドライバーとメカニックを一人でやりながら、参加していました。
最終戦の筑波サーキットで、一人でタイヤ交換していた時に太田監督に一人で来てるの?と声を掛けて頂きうちで一緒にレースしようよと誘って頂いて、今年はTEZZO RC(オヤジレーサーズ)の一員と成りました。一人でレースに参加している時には、細かいセッティングはおろか、タイヤのエア圧すら調整出来なかったのが、今では予選途中でもピットでメカニックの方がサポートして頂き、太田監督からのアドバイスも頂けるですから、昨年以上に、車に対する奥の深さを知る事が出来ました。今回、本戦当日に雨の予選に対する、マシンセッティングの変更に関しても、太田監督の大幅な変更に、メカニックの方は短時間で作業して頂き、最良の状態でタイムアタック出来た結果だと思います。チームの関係者、雨の中応援に来て頂いたクラブ世話役の中島さん・KOR会員の皆さんに感謝します。

追伸

 いつもレースに同行しています妻の珍事です、普段車の事は判らないので観てるだけの妻ですが、今回太田監督よりタイムキーパーの手伝いを頼まれまして、決勝前にストップウォッチの練習をしようと、ピットへ行き"これを使うの?"と手にした物が黒いメジャーでメカニックの方に呆れられ、これですと手渡されたストップウォッチで何とか練習し、決勝レース前には、この目の前を通過した時に押して下さいの指示に、本人気合いっぱいで右手を真っ直ぐコース上に向け構えていると、手は下げてていいですよと指示されながらも何とかタイムキーパーを経験し本人は大満足でレースに参加できたと喜んでおりました、太田監督のレース稼動はただ勝つ為だけのプロ思考ではなく、参加する事で目標や希望を見出していこうというKORの理念を強く感じました。本当に今回は夫婦共々良い経験させて頂きまてた。








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