2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING

TEZZO RACERS CLUBレポート

4月29日 
アルファチャレンジ東北シリーズ第一戦参戦レポート

会員No.101 中島淳一

車種:アルファロメオ156TS
参加内容:走行会、アルファロメオチャレンジAR150

**************


 もし、20歳前後でレースを始めていたら、今頃プロレーサーになっていたかも? と、考える時がある。

 現実には40歳にして初めてレース出場したからこそ20歳の頃の自分を思い出すの かも知れない。20歳の頃はまさか自分が40歳にしてレースに出場するなんて夢にも わなかっただろう。俺ってまだまだ若いんだなぁ...と、つくずく考える。大勢の大人達(オヤジ)が歳を取るごとに確実に情熱や希望も薄れていくものだが
自分は違った。

  思い起こせば2005年の7月頃、太田さんと食事を終え、車が青山通り246を渋谷にさしかかったところで話が始った。

 太田さんの話は仕事の話を中心に人生の楽しみ方や希望に満ちた話、時には流行のブランド、女性の話と幅広いをしてくれる。太田ブランド「TEZZO」立ち上げの話から突然、突拍子もない話が飛び出してきた。それが、「太田哲也とオヤジレーサーズ」だ。凡人の俺には凄く魅力的でワクワクするような話だった。

しかし、車輌購入資金は?メンテは? 俺はごく普通のサラリーマンと同じ生活レベルにある。こずかいだってわずか数万円だ。しかし、長期ローンで購入してしまった。人生一方通行だ。ワンウェイな人生を、人と違う人生の選択をしたかったのかもしれない。契約書に判子を押した。後悔はない。アルファロメオなんて乗った事もない。しかし買った。あれこれ考えるよりも買ってから考えても遅くはないと思ったからだ。あれから半年、いよいよレーサーデビューが決まった。
アルファチャレンジ東北戦シリーズ第1戦 仙台ハイランド。チーム名も当初の太田哲也とオヤジレーサーズからTEZZOレーサーズクラブに変わった。


今回の仙台ハイランドにはTEZZOレーサーズクラブのメンバーの同時参加だ。初心者は俺だけではなく心強い。レース当日、気持ちのモチベーションも次第に高まり仙台入りした。パドックに着くと太田さんのGTレースカー1号車とクレド2号車があった。その横に我が愛機156TSを置いた。今までは観戦していた自分が180度変わって見られるほうになった。観客やファンが太田さんを取り囲み写真やサインをもらっている光景を見ると、いつかは俺も。と思ってしまう。もう、チームの一員だということを実感した瞬間だった。


 ドライバーズミーティングを終え、チームミーテイングでは太田さんから細かくレースの流れやコースのライン取りのアドバイスを受ける。ブレーキングポイントや走行する上で太田さん直伝のアドバイスだ。

次に太田さんのGTレースカーの後ろをついての走行練習。広いコースを太田さんの後ろに付いて走る俺はモナコマイスターだ。さきほでのアドバイスをおさらいするような感じでブレーキングポイント、ライン取り、コースのポイントを頭と体に叩き込む。次は太田さんの運転するレースカーの横で今一度、ライン取りやブレーキポイントのおさらいだ。横に乗って分かったことは車の挙動がぎくしゃくしていなくてスピードは速いのに自分で運転してるよりも安定していた事だった。さすがだ。以前、F355チャレンジレースカーの横で太田さんの運転に同上した事を思い出した。初めて走るコースだが不安は減った。

 太田さんに相談してみると、車の車高を変えるとの指示。すると、前回よりもタイムが8秒も上がった。さすが太田さんだ。ルマンやF3000のセッテイングをしていた太田さんだからできるアドバイスだ。これによりおどろくほど車の挙動が無くなり走りやすくなった。レースをするには勝ち負けやテクニックも大切かも知れないが、それよりセーフティに走り、自分で楽しむ余裕がなければ参加しても楽しくは無い。たまの週末にサーキットでレーサーになる。なんてかっこいいのだろう。仲間も増えた。忘れかけていた情熱を今一度燃え上がらせられた。平凡な毎日に刺激のある一日ができた。JAF公認レースのヴィッツレースやマーチレースもあるが金のかけ方は半端ではない。コンマ数秒を競いあいタイムをちじめるのに莫大な金と時間がかかる。しかし、アルファチャレンジは車輌さえあれば自走でサーキットに行ける。いい年したオヤジでさえ若造に負けず劣らず走行できる。そして、もっとかっこよくいきたいなら太田哲也とTEZZOレーサーズクラブがある。かっこからでもいいと思う。家にレーシングスーツやヘルメットを飾り、ながめながらレーサー気分に浸るのも悪くない。自分がレーサーになったら...と、考えたその時からレースは始まっている。

次のレースは6月の仙台ハイランド第2戦だ。TEZZOレーサーズクラブメンバーが増えているのも楽しみだ。全国のオヤジと呼ばれている男達よ。まずは行動してみることを進める。TEZZOレーサーズクラブでは、そんなオヤジを待っている。





TEZZO RACERS CLUB事務局

224-0006 横浜市都筑区荏田東1-9-40

TEL : 045-948-5535 FAX : 045-948-5536

e-mail info@tezzo.jp