2009年度活動スケジュール





↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


太田哲也とオヤジレーサーズが、はじめてのサーキットを快走! 

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◆ アルファチャレンジ東北シリーズ第2戦
予選・決勝24日 宮城県・仙台ハイランド
天候:晴れ コース状況:ドライ

赤いレーシングスーツのオヤジ軍団、太田哲也とオヤジレーサーズがサーキットに現る―。

6月24日(土)、仙台ハイランドでアルファチャレンジ東北シリーズ第2戦に太田哲也とオヤジレーサーズ(正式名称:TEZZO RACERS CLUB)が参戦。前回参加はふたりだったオヤジレーサーも現在15名、そして走行会にはなんと8人が参加。そのうち5人がドキドキのサーキット・デビューを飾りました。58歳の植木職人、太田の著書『世界でいちばん乗りたい車』(幻冬舎)がキッカケとなり、商社をやめて第二の人生として夫婦で中古車屋をはじめた55歳、小さいころからサーキットに憧れていたが自分には遠い世界だと信じ込んでいた40代のサラリーマンなど、40歳以上の職業も多種多様のメンバーたちが集まりました。
まずは、はじめてということで事前にサーキットでの安全対策として装具の準備からスタート。レーシングスーツの色は、「元気に頑張るオヤジの姿を子どもたちや世の中に発信していこう」ということで、太田が赤に決定。なかには「赤ですか…。恥ずかしいなぁ。僕は黒がイイのですが……」という人もいたものの、趣旨を力説すると「わかりました」と、納得。でも、これが大成功で、実際に赤いレーシングスーツを着たオヤジ軍団が登場するとサーキットに華を添えたばかりでなく、私服やサラリーマンのスーツ姿から赤いレーシングスーツに着替えると「チャレンジモード」にシフトするようで、不思議とカッコよさが増して若返ってみえるメンバーたち。ちなみに、スーツのお腹周りだけパツパツ気味の体型の人も多く、大きいサイズに変えようかと悩む場面もありましたが、「そのスーツが似合うオヤジになるようにお腹を凹ませましょう」と、ウエストダイエット・チャレンジもこの日からみんなで開始することに。装具一式を揃えて、あとは当日を待つばかりとなりました。

6月24日(土)、朝7:30にサーキットに集合。「夜中に宿につきましたが、自分がサーキットを走るなんて夢のようで興奮して寝付けませんでした」(41歳・廣畑選手)。
「きのう、友人と仙台まで向かいながらサーキットで走るなんて夢のようだなぁと車中ずっと話していたんです」(40歳・S選手)
ピットに到着すると、チームテントの設営をチームスタッフ、オヤジレーサーズ、チームサポーター全員で行います。続いて、この日最初のオヤジレーサーズとしてのチャレンジは、真新しいレーシングスーツに「TEZZO」オリジナルワッペンを縫い付けること。「なんでもチャレンジしてみよう」というモットーがクラブの趣旨でもあり、ソーイングセットを持参したオヤジたちがせっせと波縫いをする姿は微笑ましくもあり周囲の注目を集めました。老眼のため針に糸を通すところから「チャレンジ」がスタートしていたメンバーもいましたが…。さらに「KEEP ON RACING」メンバーの証である太田選手左手直筆の「KEEP ON RACING」切り文字ステッカーをフロントウィンドウに丁寧に貼っていきます。その一方で、テント内ではオヤジレーサーズ・中島選手が料理を開始。自ら買いだししてきたパンや地元・茨城県の農家から分けてもらったトマトなど野菜を調理し、お手製のサラダとサンドウィッチでメンバーやサポーターにふるまってくれました。

ピット準備が整うと、サーキットメンテナンスを受ける車両は、メカニックにタイヤの空気圧、オイルチェックなど出走前点検を受けます。メンテナンスも初体験、少年のように目を輝かせて自分の車を見守るオヤジの姿がありました。
その後、ドライバーズミーティングで全エントラントに対して太田哲也選手からワンポイントアドバイス。この日は、オヤジレーサーズ以外にもはじめてのサーキット走行となる参加者も多かったため「まずはコースをよく見ることが大事。オフィシャルの位置、安全地帯の位置を確認してください。タイムを気にすることより、コースを知ることのほうが大切です。きょうはたくさんの初心者がいますが、慣れない人はベストラインがまだわからないので、慣れている人がカバーをしてあげられるように気にしてあげてください」とアドバイス。
ドライバーズミーティングの後は、オヤジレーサーズだけを集めてチームミーティング。チームで揃えた、こちらも赤のオリジナル「RACE MANUAL BOOK」と筆記用具をもって全員が集合。真剣に太田選手からのレクチャーを聞きMANUAL BOOKにメモを取るオヤジたちは、緊張のせいで表情がひきつり気味……。
「では、黄旗の意味は? はい、○○さん」(太田選手)
「ええっと、黄旗…?! 黄旗……。わかりません」
「それは覚えないとダメでしょう」
さらに緊張から顔面蒼白になるオヤジたち…。
「では、アウトインアウトの意味はわかりますか? はい、○○さん」(太田選手)
「……わかりません」
 
………。

 本当に本当の初心者っぷりに見ているスタッフも心配になる。最後に太田選手から「きょうは最初だから、タイムは気にしないで。安全に走ることを心がけましょう」と声をかけられ、いざ出走です。 
 1回目の走行では、まず太田選手の後を連なりカルガモ行進。ライン取りを確認し、オヤジレーサーズひとりひとりがいよいよ走行開始。数週して、教えどおりにブレーキやタイヤの減りや熱を確認するためピットに戻ると、「コース図を見て勉強したつもりでも走りはじめたら何がなんだか…。でも楽しかった!」。
 アルファチャレンジ予選を挟んで2回目の走行は、まずは太田選手の隣に乗り同乗走行をさせてもらうオヤジたち。赤い軍団、1列にきっちり並んで順番を待ちます。そして、サプライズの同乗走行を終えると、頬を紅潮させて感激と興奮の表情で、朝の不安そうな顔とは別人のようです。
「太田さんの隣に乗って目からウロコでした。僕は二輪に乗っていたのでどうしてもコーナーで突っ込む癖がある。1回目の走りはいま思うとめちゃくちゃだった。でも、2回目はライン取りがだんだんわかってきて、本当に楽しく走ることができた。この次はもっといい走りができると思います」(植木職人58歳・ロータスエリーゼ)

本戦であるアルファロメオチャレンジ予選・決勝には、Team KEEP ON RACINGより太田哲也(TEZZO KOR GT3.2)、江刺家大悟(TEZZO KORクレド156GTA)のワークス2台、オヤジレーサーズ(TEZZO RACERS CLUB)より中島淳一選手(TEZZO 156TS)、藤塚秀樹選手(TEZZO 155V6)、前田篤宏選手(TEZZO 1750GTV)の3台で計5台が参戦。そして、太田選手がMR300クラスで優勝、江刺家選手がSRクラス2位という成績でフィニッシュ。この日は太田の友人である青木拓磨選手をはじめ多数のサポーターも駆けつけ、恒例のチーム集合写真で無事終了。その後、全員で後片付けをし、シメとしてオヤジレーサーズ反省会が行われました。
「子どものころからF1などに憧れていましたけど、自分とは関係ない世界だと思ってました。アウトインアウトとか基本を教えてもらっても、自分でいざコーナーを走ってみたらどこがインでどこがアウトかさえもわからない…。太田さんの走りをみて、本当にためになりました」(廣畑選手・41歳)
「すばらしい1日を頂きました。この年齢でサーキットを走れるとは想像もしていなかったです。前回見学をし、今回はじめて走りましたが、チャレンジしたことで気持ちも若返
り、レースだけではなく普段の生活からKEEP ON RACINGの精神が実践できそうです!」(西郷選手・55歳)

朝、はじめてサーキットで顔を合わせたメンバーたちがどんどん打ち解けて、緊張していた表情が笑顔になり…とたった1日でチャレンジする喜びを知り変わっていったオヤジレーサーズ。今回、自身のレース参加に加え、オヤジレーサーズを率いて講師としての役目を務めた太田選手は、休む間もなく大忙しの1日となりました。
「自分の走りよりもオヤジたちのことが気になっていつもの数倍疲れたけれど、最後にみんなの笑顔が見られたのでよかった。僕がいつも提唱しているすべての人の人生にドラマがあるという言葉を改めて実感できた。これからも大勢の人の人生を輝かせたいし、オヤジレーサーズをきっかけにアマチュアのモータースポーツが盛んになりゴルフ(スポーツの)ように底辺が拡大することに貢献できればと思う」(太田哲也)。


(文/隠岐麻里奈)




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