以前からたまにサーキットを走って遊んでいましたが、思うようにタイムが伸びなくなってきたことを車のせいにしていました。タイムを縮めようと車を速く改造しましたが、やはりタイムは伸びません。腕が追い付いていないことを感じ、初心に帰る必要があると思い、またご縁もあって今年の初めにクラブに入会させていただきました。

ようやく2週間前にアルファ147　2.0　を手に入れ、タイヤとホイールを変え、ほぼノーマルでクラブのサーキット走行会に今回初めて参加させていただきました。初回ということで、少々戸惑い気味でしたが、一緒に参加されていたクラブメンバーの皆様は、とても友好的、紳士的で、本当に楽しく過ごさせていただきました。

走行会は、予想に反して一般にそこらで開催している、走るだけの走行会とは異なり、太田さん講師による、理論と体験を通じた、車の荷重移動やライン取り、抜いたり抜かれたりする際のマナーなど、分かりやすく説明いただける座学の後、コースに出て太田さんの後ろについて雨の日のラインを覚える実技レッスンがあり、また、太田さん運転による同乗走行あり、フリー走行あり、最後には太田さん参加のTEZZO杯なるレースありと、一日中楽しみながらドライビング技術を高めることのできる機会で、とても勉強になりました。１日中降り続いた雨によって、ウエットコンディションだったのも、今回の勉強のテーマであった車の荷重移動や挙動を勉強する意味ではとても良い機会だったと思いました。

特に太田さんの同乗走行では、ブレーキのタイミングやライン取り、アンダーステアを打ち消す安全で速い走り方を目の当たりにし、僕の走り方は、突っ込み勝負！アンダーステアが出ても我慢して度胸勝負的なところがあり、ブレーキにもタイヤにも、車自体にも負荷を掛けて、自分自身もぎりぎりのところで走っていたのだなと、危ない走り方であったことを実感しました。少しアドバイスをいただき、実践してみると、いつもみたいにギリギリのところで走っていないのに、すぐにタイムに反映されました。

最後のTEZZO杯では、ハンデを背負い、最後尾スタートの太田さんがすぐにバックミラーに映ってきたのは驚きましたが、クラブメンバーの皆様のマナーが良く、とても楽しめるレースになりました。悔しくも、太田さんにクラス優勝は持っていかれ、２位となりましたが、今後はレース中の走り方なんかも勉強して、いつか太田さんをパスすることを目標に頑張っていきたいです。

雨の中、運営・設営・車両整備いただいた関係者の皆様には、心より感謝申し上げます。お陰様で楽しいアルファライフの第１歩を踏み出せました。ありがとうございました。