準備
　レ−ス日が近くなってくると必ずする事がある。それはサ−キットの手解きを記した入門書を読み返す事。実際は要点を赤くアンダ−ライン入れてある箇所を見るだけ。だから集中して読むと、ものの10分で終わる。その内容と言えば、信号旗の意味や摩擦円などの本当に初歩的なこと。再確認し気持ちを落ち着かせるのだ。それとコ−ス図を見ておさらい。今までの座学やドライビングレッスンで教わった攻略法を再確認。レ−シングチ−ムに所属しているからこその貴重な財産だ。土曜日の仕事を終えると仙台に向かう。深夜にチ−ムメイトが滞在しているホテルに到着。約5時間の旅だ。よく仙台まで大変じゃない？と聞かれる事がある。でも普段なかなか無心になれる時間が無いので、高速道路をアルファの心地よいエンジン音を聞きながら自分自身と対話していると、ある意味ストレスを解消しているようだ。道中さほど苦でもない。
　
サポ−ト
　サ−キットには友人の同行が頼もしい。当日は車両準備、たとえばスペアタイヤなどの荷物降ろし、ゼッケン貼り、計測機の取り付け、ヘッドライトなどのレンズに衝突時のガラスの飛散を防止する為のテ−ピングなどの作業で忙しい。勿論手伝いも有り難いが、気心が知れた友人がいると精神的に余裕ができる。もっとも最近では友人も仕事が忙しいので、一人で行くことが多くなっているのだが・・・チ−ム員には家族で来られる方もある。クラブメンバ−の方も是非サポ−トに来て頂きたいし、これから参加をされる方もサ−キットの雰囲気になれること、当日のスケジュ−ル、先輩達の走りを観察するのは有意義だと思う。
　
レ−ス
　昨年の東北第3戦以来、半年ぶりのレ−ス参戦だったが、ハイランドのコ−スをイメ−ジ通りに走る事が出来た。残念ながら今回はライバルを打ち負かすほどのスピ−ドは持っていなかったが、それはたいして問題では無い。レ−スはいつも自分との戦い。毎周、毎コ−ナ−、いつの瞬間もプッシュし続け、決して諦めずに走りぬいた。ただ悔やまれるのは、せっかく師匠が同クラスのマシンを持ってきてくれたのに、全く絡めなかった事だ。もっともバトルするとかのレベルまでいけるとは思わなかったが、師匠に上手くなったな〜と思わせる位の、ドキッとさせる位の場面を作りたかった。
　次回のレ−スがいつになるのか全く未定だが、それもたいして問題では無い。次のレ−スにむかって日々精進すればいい。又挑戦したいと思わせる魅力がレ−スにはある。

ツ−リング
　レ−スの翌日、天気も良かったので帰り道に磐梯山に寄ってみた。ワインディングロ−ドの楽しいことよ！宝の山とは良く言ったものだ。高速道路も1000円だし、クラブの皆でツ−リングも楽しいのではないか？と思った。