2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


TEZZO RACERS CLUBレポート

2008年9月20日筑波サーキット走行会レポート

会員No,141 ?木清美 

車種 アルファ156 2.0TS





既に私の走行会への参加も3回目。初回に比べれば驚くほど不安感が消え、参加する事が何よりも楽しみになってきている自分に気が付く。こんな事ならもっと若いうちに始めておけば良かったと思ったりもするが、歳をとると何事も最善のタイミングで訪れる事を学んでいる??せいか、今、このタイミングで親方様やメンバーの方々にお会いできた幸運をあらためて実感する。
 とはいえ、自称嵐を呼ぶ男の私のせいか、おりしも台風が直撃の様相。不安だ。非常に不安だ。路面が濡れるということは、滑りやすくなる。という事は、スピンをする可能性が非常に高い。何と恐ろしい。過去に雪以外での中止は例がないらしく、小心者の私は秘かに台風直撃大雨警報による中止を祈っていたりもする。
 20日、起床と共に天気予報を確認。台風が東へそれている。窓の外は雨が止み、既に晴れ間がのぞいている。そういえば、隠岐さんが照る照る坊主を作り台風が逸れることを祈っていたような。好天に恵まれたのに何故か、自称嵐を呼ぶ男の私は負けた様な気がした。

 朝6時30分、ユニバーサル・ツインに到着。何度かお会いしたメンバーの他にも新しい参加者の方々が。皆緊張の面持ちだったが、隠岐さんの照る照る坊主ネタ、親方様の俺が一番大変ネタで一気に場が和む。全員の笑い声と共に楽しい一日が始まった。


 
 筑波1000に移動をして走行会へ向けての準備を始める。初回の経験から人様の倍以上のスピードで準備を進めないと大変な事になることを学び、一心不乱にテーピング等を進める。そこに、廣畑さんから初参加の方々への準備の説明が。流石だ、全体を見ての適切な指示。そういえば、初めての時色々と教えて頂いたのは廣畑さんだった。私も見習わねば。
 
 今回の私は、グランツーリスモ4での自宅学習と17インチのホイールに215のRE-11を装着してタイム短縮に挑む。開始前に座学で親方様から荷重移動、ラインどりや注意事項について説明を受ける。回を追う事に私なりではあるが理解が深まる(気がする・・・)。
 まずは、親方様に続いてのカルガモ走行でコース・イン。走りだして直ぐに、車と自分自身の成長に気付く。第1コーナーでの恐怖感が減少している。前回は親方様をコース上にお待たせしてのカルガモ走行だったが、何とか見失う事無く1周を終える。前回の走行会は7月12日。わずか2ヶ月余りで私も車もよくもここまで成長したものだなと自画自賛(本当に皆様方のお陰です)。

 前回までは、ラインどりの重要性について頭では理解しているつもりだったが今一ぴんと来ない部分があった。しかしながら今回は、ラインを外す事により失速したり、次のコーナーへのアプローチに無理が生じてくる事が分かった。
 またブレーキングについても、フロントに荷重が移動をする事が分かっていても、ハンドルを切るタイミングとのずれが生じていたことが何となくではあるが分かってきた。親方様には何度も旋回ブレーキについて説明受けていたが、絶妙に私の体の反応が遅れていたようだ。ブレーキング、そして一呼吸おいての旋回行動。一呼吸おいてしまうため、折角フロントに荷重移動したにも関わらず、荷重が抜けた後にハンドルを切り込んでいたのだ。今回も座学効果でタイム短縮。親方様恐るべし。

 更に周囲の状況についても注意を向ける事が出来るようになり、他のメンバーの方々のラインどりやブレーキのタイミングなどが観察出来る様になってきた。特に私の後方で三味線を弾いていた市川さんのコーナー脱出時の車の向きには毎回驚かされた。私がアンダーと戦いながらやっとの思いで曲がるコーナーを、あっという間に向きを変えて肉迫してくる。毎周毎周バックミラーで確認をするが、何故かコーナーリングを終えている。いったい何をしているんだ。終了後、市川さんに秘密を教わったが、再現できずに取散らかったのは言うまでもない。
 また、3本目では前方を走っていた藤本さんが、コースを譲ってくれる事に。クールダウンか、はたまた車の故障か。でも譲ってくれたはずなのに、真後ろに黒くて怖いフロントマスクのアルファ159が迫って来る。今までの走行会で、いかに上手にコースを譲るかは学んだつもりだが、譲ってくれた方に猛追されるのは初めて。私の必死な形相がご想像頂けるでしょうか。差が広がらないのは承知の上ではあるが、もてるテクニックを全て出し切り走り続ける。しかしながら、頭に血が上り動揺。速く走ろうともがけばもがくほど失速の要因を自らつくり出し、挙句の果てにタイムダウン。追われる側の難しさを痛感。

 今回は一本一本非常に内容の濃い走行会だと悦にひたりながら、最後の模擬レースへ。私の目標は、前回よりもタイムを短縮することでもあるが、親方様に周回遅れにされないという事が一大目標でもある。10周のレースなのでタイム的には最終回に後塵を浴びる可能性大だが、私のカブトエビ並の成長をお見せすべく最善を尽くすのみ。とは言うものの、スタート直後、最後尾スタートの親方様に第2コーナーで早くも抜き去られる。BMW勢、国産勢も既に遠く。アルファ2.0勢も徐々に遠くへ。肉迫する相手もなく、またも人生一人旅状態。レース形式だったのに、特に競う相手も無く10周終了。一人淡々と走り続けられたせいか、今回のベストタイム達成。更に、親方様に後わずかと迫られるも周回遅れにされずに何とか終了と2大目標をなんとか達成。

 模擬レース終了後に表彰式へ。本来ならば1位から3位までの表彰のはずが、親方様の計らいで各クラスごとへの表彰に急遽変更。メンバー一人一人が親方様から表彰される度にコース内に笑い声が響き渡る。メンバー全員が素晴らしい笑顔で記念写真に納まっていく。このまま解散し各々が家路に向かうのが少し惜しい気がした。

最後に、今回もご指導及びご支援下さいました太田さんはじめ、メカニックの皆さん、事務局の皆さん、メンバーの皆さん、大変おせわになりありがとうございました。


 








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