2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING


TEZZO RACERS CLUBレポート


4月8日(日)
アルファロメオチャレンジ東北シリーズ第一戦 in仙台ハイランド

会員No.124 吉田 進

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4月8日初めての走行会

緊張

前日、普段は全然洗車しない私ですが、初めての走行会に参加するに当たり、洗車しちゃいました。これがいけなかったのでしょうか、当日は雨模様。グリフィスはただでさえスピンしやすい車だと聞いていたので、雨っぽい中での走行はかなり緊張です。
まずビックリしたのはヘルメット。口と鼻の前にヘルメットの一部が来るだけでなんだか息がしにくいじゃないですか。体重の重たい私はどうやら普通の人より大目に酸素を必要としているようで、ヘルメットをかぶったとたん、池におぼれかけの人間のようにあたふたとしてしまいました。それと走り出すタイミングがイマイチわからず、コースに出たとたんカルガモ走行が始まってしまいました。気持ちはパニック寸前。
コースの印象は意外に広いこと。
次に広いコースの幅を目一杯使って走るんだなと言うこと。
ただしこの印象は後で思い出して納得しているだけで、その時は後ろについて行くのがやっと。ゆっくり走ってくれているのでしょうが、このペースでも十分私には早い!

混乱

カルガモ走行の2周目。きついコーナーで尻がふわっとしたと思ったら車が回り出しました。あれれれと思うまもなくスピン2回転、更に芝生に突っ込んで止まりました。ぶつからなかったのでホッとしましたが、頭がカーッとなってエンジンの始動にももたつく有様。やっとコースに出てまた回り始めましたが、こうなるとコース取りも滅茶苦茶で何処を走っているのかよく分からない状態。
取り敢えずピットインして落ち着くことにしました。
戻ってきてみると「太田さんの横に座ってみないか」との話しがあったので、早速乗せてもらうことに。
そして追い打ちをかけるように驚愕の体験がーー。
カーブするときの横Gのすさまじさ。体がドア側にぴたっと押しつけられる強烈さ。足を踏ん張らないと太田さんにもたれかかってしまうじゃないか。更にブレーキ時の前向きのGもすごい。こんなGをタイヤに与えながら次々とコーナーをこなしていくなんて一体全体どうなっているのだ?太田さんが盛んに「走行ラインをマスターしてください」と言っているが、その時点では「は、はい」と言いつつ、クリッピングポイントをぎりぎりまで責めていると言うこと以外よく分からない。
スキーで初心者がいきなり30度の斜面に連れ出された気分と言えばいいのだろうか?
その後もう一度コースを走りまたスピン。えらいこっちゃあ!スピードが遅いのになぜなんだああーーー?

やっと周りが見えてきた

お昼の食事に対する段取りもたいしたものだった。ピットという殺風景な場所でもこんなに美味しく食べる工夫があるんだと、これまたビックリ。
さて、昼を挟んで、太田さんの書かれたコース取りの図面を何度か見る内に何となく、コースを目一杯にとってカーブの曲率を出来るだけ大きくするんだ、と分かってくる。理屈は簡単だ(これがアウトインアウトのライン)。後はコースで実際にそのように走れるかだ、と思い午後の第2回目の走行会はゆっくりと(雨も降っているし)コース取りだけに集中して走ることにする。
多少落ち着きが出てきたのか、今度はコース取りは午前中よりは意識して取ることが出来る。ただし後ろからどんどん速い車が来るので、落ち着かない。先に行かしてあげることに集中するのか、勝手に走ればいいのか悩む。軽自動車にも簡単に抜かれる。がくっ!
途中また大きく尻を振ってスピンしかけるが何とか3回ほど蛇行して落ち着く。
グリフィスはトルクが大きいだけにスピンしやすいのか?いや下手なだけだろう。ヨレヨレのグリフィス恥ずかしいな。

どうしてこんなに遅いの?

最後にもらった自分のタイムを見て愕然とした。
ビリ。ビリと言うのは50歳で始めたゴルフの最初の頃の成績しかない。スポーツではほとんど誰にも負けなかった私の自尊心が再び音を立てて崩れ落ちる。(音はスピンするときの音か?)

初心者はなんでもそうだね

でも初心者は誰でもゼロから始まる。パワーリフティングを初心者に教えるときはいつもそう言っているじゃないか。車の運転歴は長いが本気で飛ばしたことがなければ車も完全に初心者なのだ。

がんばろう!

楽しいと言うよりも夢中の1日でした。
これから先の奥の深さに気付いたのが一番の収穫でしょう。
今年の予定を見るとあと2回の走行会の参加は日程的に難しそうですが、何とか長い時間が掛かってもレースに出れるレベルに上がるようにがんばります。何事も自分の技量が上がって、そのスポーツの本当の楽しさが見えてくるんですからね。










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