2009年度活動スケジュール







↑TEZZO by Tetsuya Ota



↑太田哲也KEEP ON RACING

■第2回TEZZO RACERS CLUB座学&懇親会が行われました。

日時:2008年6月29日(土)18:00〜

場所:都内レストラン
参加者:TEZZO RACERS CLUBメンバー12名

都内レストランにて昨年に引き続き第2回TEZZO RACERS CLUB座学&懇親会が行われました。最近、雑誌などを見て加入者が増えてきたこともあり、新人に向けての基礎的な内容も盛り込まれました。
関東近郊のみならず三重県在住の岡鼻さんも駆けつけてくれました。みなさんのやる気がひしひしと感じられます。

まずは座学からスタート TRCのことが掲載された雑誌の数々
マニュアルブックにメモ、メモ… 太田さんのドライビングポジションを表す、の図
摩擦円と荷重移動の説明とコーナリングの正しい運方法について説明しています 岡鼻さん、三重県からご苦労さまです

まずは、太田さんによる座学からスタート。基本となる荷重移動と摩擦円の話をみっちりと解説してもらいます。これを理解すれば、車の挙動や走り方について紐解けるようで、初回参加のメンバーは、「わかりやすくてありがたかった」と安堵の表情。2回目参加のメンバーからは「なるほど。よく理解できた」とさらに理解が深まったようでした。

初回よりも質問も多く、レベルが上がってきた気がします

その後、質問コーナーに続いて、仙台ハイランドで開催されたアルファロメオチャレンジ東北シリーズ第1戦の、GTO(グレート・ティーチャー・オオタ)太田さんが運転する159 2.2の車載映像を見ました。しかも、太田さんによる解説つきです。貴重なチャンスです。

これには、メンバーも「まったく僕のラインと違った」「こんなに159はスムーズにクルマをドリフトしながらコーナリングできるのか」「攻め方が全然違う」と反響がありました。ビデオを見ると、コーナーに入っていくとき太田さんは必ず左右を見て周りのクルマをチェックしています。こうした些細な危険回避もメンバーにとっては勉強になったようでした。

みなさん、身じろぎもせず、まさに食い入るように見ております しばらくエンドレスで巻き戻して再生していました

太田さんの走りを見ていると、最初に座学で習ったように「慣性の法則」に沿ってクルマを運転していることがわかります。コーナーに入っていくラインが非常にスムーズで、まさにクルマが放物線を描くようにコーナーに入っていき、慣性で曲がっていく感じなのです。

太田さんはメンバーにこう話していたのが印象的でした。
「僕はこのクラブのチャレンジを、人生の生き方としてやらないか?という気持ちでみなさんに声をかけました。それからやるからには確実に速くなってほしい。それには、考えて走ることが大事。走りは根性ではない。安全マージンを削ってタイムアップするのではなく、基本を積み上げて速くなっていってほしい。3年計画をまずは立ててみたらいいんじゃないかな」

休憩時間に雑誌を見るメンバーたち

途中、食事をしながら自己紹介とメンバーがそれぞれの「3年計画」も発表。「いつかフェラーリに乗りたい」「最初は恐かったけど、いまは本当に走るのが楽しい!」「仕事では上の立場になってほめられることもなくなりましたが(笑)、サーキットでは太田さんにうまくできたときにほめてもらえるとうれしい」などなど話は尽きません。TEZZO RACERS CLUBメンバーでアルチャレに多数参加できる日ももうすぐ…ですね。

一歩足を踏み入れると、どんどん「考える」量が増えていくメンバーたち。そのせいか、前回は途中からはお酒を飲みながらのプライベートな話も盛り上がったのですが、今回は最初から最後までサーキットを走るためのお勉強に終始していました。

7月12日のつくばでのドライビング講習会、8月3日のアルファチャレンジ東北シリーズも楽しみになってきました!



文/隠岐麻里奈



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★参加者の声

先日は座学開催ありがとうございました。プロは走りのデ−タ−を引き出しにしまってある。私達アマチュアが引き出しを開けると・・・・何も入っていない。諦めて閉めようとすると、そこに何かがあるのに気がつく。そうGTOからのメッセ−ジだ。自分なりの課題を見つけ、次回に臨む。効率的にステップアップできたのは、このクラブがあったからだと思います。アマチュアレ−サ−の在り方の話も、とても興味深かく参考になりました。これからも楽しく、安全に技量を磨くように活動します。

中村弥太郎

★参加者の声

摩擦円。荷重移動。車両の違いによるコーナリングラインの違い。
どれも前回の座学講習で説明された内容であった。
それが良かった、何でもそうだが上達の早道は基本の反復にあることは
分かっていてもなかなか実践できないことなので、こういう機会はありがたい。

前回と違ったのは、太田さんの車載カメラ映像だった。
自分が運転している気になって違いを探したら…、ありすぎ。

まだまだ道は長く険しいことを再認識したが、これからが楽しみでもある。
一歩一歩着実に、タイムアップを図って行こうと思う。

布井 秀雄